きのもと交遊館企画展「江北図書館所蔵資料でたどる明治の水害」
明治28年と翌29年、旧伊香郡は2年連続で未曾有の大水害に見舞われました。
今回の展示では、龍谷大学里山学研究センターと長浜城歴史博物館の協力のもと、明治時代に発生した水害を、伊香郡役所文書資料を中心とした文献資料と地形や気象状況から紹介します。
明治の人々はこの水害をどのように乗り越えたのでしょう。過去を知ることは、未来を考えることにつながります。
技術は進歩し、情報を瞬時に手にすることができるようになりましたが、異常気象の影響もあり、むしろ大規模災害は増加しつつあります。江北図書館に残された水害に関する歴史資料が、地域の防災を考えるきっかけになることを願い、この展示を開催します。