江北図書館・Lib+
明治時代に設立された県内最古の私設図書館「江北(こほく)図書館」。
古くて小さな街の図書館をご紹介します。
120年以上の歴史ある私設図書館
JR木ノ本駅の東口の目の前に位置する同館。
明治35年に設立され、約4万5000冊の蔵書があります。
現在の建物は、国の登録有形文化財に登録されています。
これまで、ほとんど蔵書を捨ててこなかったため明治、昭和の本がずらりと並びます。
今となっては昔の日本の生活様式や価値観を知れる貴重な本たちです。
1階には滋賀や地元にまつわる資料や絵本・児童書が、廊下には小説なども並びます。アーチ型の窓が印象的な2階は生活の本などが並ぶほか、不定期でイベント展示なども行われています。
新館Lib+(リブプラス)
同館は2022年12月~2023年3月にクラウドファンディングを行い、その支援金で着工していた「本館の修繕」「本の閲覧室を併設したトイレの新設」が完了し、新館が誕生しました。
広さ40平方メートルほどの平屋建て、中には木之本に本店がある「つるやパン」が運営するカフェが入ります。
つるやパンと同館がタッグを組み、長浜の絵本作家山田美津子さんが手がけた「パン屋のポポさん」も販売しています。カフェでは絵本に出てくるパンを食べることもできます。
こちらの「まるまるパン」や「おうちパン」は絵本に登場するパンです。
お子様と絵本を読んでから食べてみてはいかがでしょうか。
この場所では、同館で借りた本を読んだり、コーヒーを飲んだりと自由に過ごすことができます。
WiFiが完備されているのもうれしいところ。
江北図書館
「江北図書館」
住所:長浜市木之本町木之本1362
TEL:0749-82-4867
営業時間:10時〜16時
定休日:火曜・水曜